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ミル伯奇・裏話など

  • 執筆者の写真: tenfiction
    tenfiction
  • 2024年4月29日
  • 読了時間: 1分

 ミルクティー伯爵奇談の第14話までの内容について、いくつかSNSで呟いた情報や裏話などをまとめておきます!

物語の進捗

①パトリックが勇者を目指す話  吸血鬼体質の持つメリットを活かして戦況は上々

 運命的偶然により聖剣を入手、以後『聖鎌』と呼ぶ

②パトリックのお家騒動の話  パトリックの両親は故人

 今は分家がトパズハーツ家の主権を握っているらしいという情報のみ

③テオバルトの目的と過去の話  テオバルトは亡き妹モニカの死の真相を探している

 ①に振り回されているので進展していない

モニカのキャラ造形

 作品に登場するキャラクターが「故人であるというだけでかわいそうランキングが上がりかねない」という問題を意識しています。モニカについては儚げな雰囲気や悲劇性を意図的に下げようとめちゃくちゃこだわってるつもりです。デザインを派手目にしたり、やんちゃな幼少期をテオバルトに語らせたり。


魔王軍

 あえて魔王軍サイドのキャラについては本編中の描写(掘り下げ)を少なめにしてます。主人公のパトリックが勇者を目指しているから倒すべき相手として出てくるしちゃんと魔王がラスボスだけど本筋のメイン悪役ではないためです。

 物語全体的に「こぢんまりした目的を持つパトリックが手段として世界を救う話」となっています。


家庭教師

 眼帯付けた守銭奴です。パトリックにとっては学校に通えなかった10歳ごろからの教育を担当してくれた家庭教師。テオバルトにとっては魔導書を教えてくれた師匠。その正体は…単なる傭兵、と本人は語る。


ユスタウの敗因

 パトリック&テオバルトは経験不足ではあるものの、

・2対1であること

・敵が手負いであること(それもHPゲージ半分以下くらい)

・武器がSSRだったこと

…の好条件によって中ボス・ユスタウにギリギリ打ち勝てる、という調整にしています。


 ユスタウの敗因は煽り耐性がなかったことに集約されます。パトリックの挑発に乗らなければ、残っていた市民に気付いて人質に取るなどいくらでもやりようがありました。

 ついでにもうひとつ挙げると裏でユスタウの上官ディダーシェンが出していた撤退命令の口ぶりが「そんな怪我したお前じゃ役に立たないから戻れ」といった調子だったために、「お前を失うわけにはいかない、お願いから一時撤退して」という本心が伝わらずユスタウの反骨精神に火を付けてしまったせいです。


キャラ設定:ユスタウ

・魔人ユスタウ(Eusteu)

 第10話から登場。魔法鞭を自在に操り、魔物を率いてエルスチア領ナスタプールを陥落させた魔人。余興で襲った貨物船にてパトリックと初遭遇。その後ナスタプールにて騎士隊・魔術師隊の共同戦線で負傷しつつも、撤退に追い込む。

 その後、町に侵入した市民救助部隊を狙ったところ義勇兵として参加していたパトリックに煽られ、半ばムキになって倒そうとしたところテオバルトの乱入を受ける。さらにパトリックが聖剣を持っていると気付き大焦り。テオバルトとの魔術の早撃ちに負けて動きを止められたところをパトリックの倒した時計塔により圧殺される。


 魔王軍の中では若手で、溌溂とした期待の新人だった。やや反骨精神が見られるが若気の至りレベル。上官であるディダーシェンからは可愛がられていたのだが、ディダーシェンの愛情表現が湾曲(ツンデレ)していたためにユスタウは自分が大事にされていることを最後まで知ることはなかった。


キャラ設定:ディダーシェン

・魔人ディダーシェン(Didirchant)

 第14話から登場。パトリックの見立て通りユスタウの上官であり、魔王軍の最高幹部。作戦を指示するだけではなく本人も戦場に赴く。


 シアネツカを遠く離れた場所で進軍中だった。ユスタウが騎士隊・魔術師隊との戦闘で負傷したことを知り、一時撤退を命じた。命令に背いてユスタウが戦闘を続けたことに気付くと、その身を案じてナスタプールへ急いだが一足遅かった。魔王軍の内部事情により特別気にかけていた新人ユスタウを失ったショックで幻影魔術を見落とし、パトリックを仕留め損なうこととなった。

 部下への愛情を持っているが十分に表現できていない。ユスタウの死によってそれに気付くことになるがもう遅かった。



 
 
 

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